ChatGPT広告がインバウンド集客に良い理由|宿泊施設向け

【ChatGPT広告】

ChatGPT広告がインバウンド集客に良い理由|宿泊施設向け

公開日:|最終更新日:

結論

 インバウンドを狙うならChatGPT広告で予約数UPを目指せる。

 宿に合う訪日客を増やしながら、広告費の削減を狙えます。

 オススメは米国・オーストラリア・英国・カナダの4市場で、消費額の約4分の1を占めます

インバウンドを狙うならChatGPT広告?

この記事の要点

  • 米国・オーストラリア・英国・カナダの4市場は、訪日客の消費額の約4分の1を占めます。
  • 4市場の旅行者は、1人あたりの宿泊費が全体平均の約1.5〜2.5倍です。
  • 4市場とも、ChatGPT広告の提供国です。

01

なぜ英語圏の4市場は狙う価値があるのか?

 米国・オーストラリア・英国・カナダの4市場は、1人あたりの宿泊費は全体平均の約1.5〜2.5倍です。

「英語で案内できるお客様を狙いたい」もしそう考えているなら、この市場はかなり有望でしょう。

 また観光庁の調査では、2026年4〜6月期の訪日外国人旅行消費額は2兆5,125億円でした。米国(3,860億円)・オーストラリア(1,050億円)・英国(689億円)・カナダ(676億円)を合わせると約6,300億円で、約4分の1です。

 しかも1人あたりの宿泊費は、全体平均(8万9,787円)の約1.5〜2.5倍で、泊数も全体の8.6泊より長くなっています。

市場2026年4〜6月期の消費額1人あたりの宿泊費平均泊数ChatGPT広告
米国3,860億円(前年同期比8.9%増)15万8,163円10.7泊2026年2月に広告テスト開始
オーストラリア1,050億円(前年同期比5.1%増)18万3,065円15.2泊2026年6月までに提供開始
英国689億円(前年同期比0.8%増)22万1,925円14.0泊2026年8月に提供開始
カナダ676億円(前年同期比9.6%増)13万4,538円13.8泊2026年6月までに提供開始
出典:観光庁インバウンド消費動向調査(2026年4〜6月期・2次速報)、OpenAIの発表、週刊アスキー

4市場とも、消費額は前年同期を上回っています。

ではどうやってこの4市場の旅行者を集めるのか?

02

宿の候補を比べるタイミングでアプローチ

「この条件を満たす日本の宿泊施設はどこか?」実は旅行者は、このような疑問をそのままAIに聞くようになっています。

 米国の旅行調査会社Phocuswrightの調査によると、米国の旅行者の33%が、旅行の下調べにChatGPTやGeminiなどの生成AIを使っていて、検索エンジン(35%)に迫っているそうです。

 さらにBooking.com「Global AI Sentiment Report」によると、67% が「旅行に関する何らかの場面でAIを使ったことがある」と回答しました。実に3分の2以上です。

 このように旅行に関係する用途でAIを利用する人は着実に増えています。この層に向けて広告を出せたら、あなたにとってメリットではないでしょうか?

【ChatGPT広告が表示される流れ】

 

「とは言ってもなかなかイメージできない」

「旅行者が候補を比べるタイミングでアプローチできるってなに?」

そう感じる方は下記のChatGPT広告が出る流れをぜひ確認してください。

あくまでも例ですが、なんとなくの想像はつくと思います。

STEP 1 旅行者が母国で質問する(例)
I’m looking for a ryokan with a private open-air bath in an area of Kyoto that’s easy to explore. I plan to visit in November. Also, since I’m a vegetarian, a ryokan that serves vegetarian meals would be ideal.
京都観光しやすいところで貸切の露天風呂がある旅館を探しています。11月に行く予定です。またベジタリアンなので、これに対応している料理を出してくれる旅館が最適です。
▼
STEP 2 会話の文脈が、広告選びの材料になる
時期:11月食事:ベジタリアン希望:貸切の露天風呂場所:京都観光しやすい
▼
STEP 3 回答の下に広告が表示される
For your combination of easy Kyoto sightseeing + a private open-air bath + vegetarian meals, I’d prioritize central Kyoto or the Higashiyama/Shijo area rather than remote onsen areas.
「手軽な京都観光+貸切露天風呂+ベジタリアン料理」という組み合わせをお考えなら、遠方の温泉地よりも、京都の中心部や東山・四条エリアを優先して検討することをお勧めします。
スポンサー
○○ Ryokan(near Kyoto)
○○Ryokan Convenient for Sightseeing in Kyoto
Relax in a peaceful setting with a private open-air bath. Vegetarian meals are available upon request in advance.
京都観光しやすい旅館。貸切露天風呂のある静かな環境でくつろげる。ベジタリアンメニューは事前リクエストで対応可能。
example.com/

 どの広告が出るのかは、会話の文脈・広告の文面・広告主が入れたコンテキストヒントなどを見て決まります。英語圏の旅行者に狙う場合は、英語の広告とコンテキストヒントを利用するのが必須でしょう。

 なお、旅行者のメモリも踏まえた上で広告が出るパターンもありますが、この記事では詳しくは扱いません。もし気になる方がいらっしゃいましたら、「ChatGPT広告はメモリをどう使う?欲しい旅行者に広告を届ける方法」も確認してみてください。

 次の章ではコンテキストヒントについて説明します。

03

宿の特徴を、旅行者の状況と結びつける

 OpenAIのヘルプによると、コンテキストヒントには、何を・誰に・いつの3つを書いた方が良いと説明されています。

  • 何を:宿の設備・サービス・料金・提供状況・対応地域
  • 誰に:合うお客様のニーズ・好み・状況
  • いつ:宿が役に立つ場面・決める場面

 また、以下の内容も併せて確認することをお勧めします。(左の文言はOpenAI公式からの引用、右の文言については宿泊施設向けに私が作った内容になります。)

・補足的:広告やリンク先で分かる内容に、背景情報を足す

・具体的:設備やサービスの詳細、お客様のニーズや状況を書く

・関連性:宿の特徴と、お客様の使い道との実際のつながりを書く

・正確性:実際の宿の内容を書き、料金やプランが変わったら更新する

「とは言っても何を書けば良いか分からない」と感じるなら、欧米豪の旅行者が日本の地方に求めるものが手がかりになるでしょう。

【欧米豪の旅行者向けのコンテキストヒント例】

 DBJ・JTBFの意向調査(2025年11月発行)では、地方誘客の核は「自然・食・温泉」で、欧米豪の人はアクティブな観光体験を重視する傾向があります。(コンテキストヒントとは、広告主が、宿の特徴・合うお客様・役立つ場面を、自然な文で書いて入れる情報です。)宿の周りの体験や温泉・食事は、旅行者の状況と結びつけて、そのまま書けます。

旅行者の状況(例)コンテキストヒントの例
子ども連れの家族旅行貸切露天風呂付きの客室があり、子ども連れでも周りを気にせず温泉に入れる、箱根の小さな旅館
食事の制限があるカップル旅行ベジタリアンの夕食を事前予約で用意できる、少人数向けの温泉旅館
1週間以上連泊するワーケーション高速Wi-Fiとデスクのある客室で、連泊しながらリモートワークができる温泉地の宿
体を動かす旅が好きな友人グループ宿の周りでハイキングやサイクリングができ、帰ってきたら温泉で休める、山あいの旅館

 ※実際のコンテキストヒントはこの3~5倍の分量は必要だと思います。

SUMMARY

まとめ:英語圏の旅行者を狙うには

 もし「英語で案内できる訪日客を増やしたい」と思っているなら、消費額の約4分の1を占める米国・オーストラリア・英国・カナダから、ChatGPT広告で宿に合うお客様を狙うのがオススメです。

 4市場は、1人あたりの宿泊費が全体平均の約1.5〜2.5倍です。国を先に決めて広告を出せば、宿に合う訪日客が増えて、広告費のムダも減らせることでしょう。

FAQ

よくある質問

ChatGPT広告は、キーワードを指定して出しますか?

 広告の条件は、キーワードの羅列ではなく、コンテキストヒントとして自然な文で書きます。OpenAIのヘルプは、バラバラのキーワードを並べず、1つの考えに絞って書くよう説明しています。

コンテキストヒントに「米国の旅行者向け」と書けば、米国の旅行者に絞れますか?

 絞れません。コンテキストヒントは配信の指示ではなく、表示を保証するものでもありません。あなたの宿に合う国は、キャンペーンの設定で選びます。

コンテキストヒントは英語にした方が良いのですか?

 した方が良いでしょう。また国内狙いとはキャンペーンそのものを分けた方が良いと思います。

出典・参考

  1. インバウンド消費動向調査 2026年4-6月期の調査結果(2次速報)の概要(観光庁、2026年9月)
  2. ChatGPT、広告表示へ 6月22日から 無料プランとGoが対象(週刊アスキー、2026年6月)
  3. ChatGPT での広告のテスト(OpenAI、2026年8月更新)
  4. ChatGPT での広告(OpenAI Help Center、2026年10月)
  5. Write Context Hints for ChatGPT Ads(OpenAI Help Center、2026年10月)
  6. Create Campaigns for ChatGPT(OpenAI Help Center、2026年10月)
  7. AI use surges among US travellers as trip planning habits rapidly shift(ITIJ、2026年3月)
  8. The Global AI Sentiment Report(Booking.com、2025年7月)
  9. DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査 2025年度版(DBJ・日本交通公社、2025年11月)

更新履歴:2026年10月26日

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この記事で説明しきれなかった、ほかのメリット

  • コンテキストヒントと宿泊施設の特徴の関係性について
    OpenAIの発表では、広告主が複数いる場合は、チャットとの関連性が最も高い広告主の広告を優先して表示するとされています。つまり事業規模で負けていても、特徴の伝え方次第で、優先的に配信されやすくなるということです。
    小規模な宿がChatGPT広告で選ばれる条件で、詳しく読めます。

監修:河村(ChatGPT広告の運用代行サービスを提供)

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